けら○○○「これは、親改造計画なんだよね」
けら これは「親改造計画」なんだよね。 不遜だし、傲慢だけど。
オット 電気ショックを与えて(笑)
けら 「ビフォーアフター」とか、あるじゃん。自宅インテリア改造!とか、夫のファッション改造!とか。
オット そういえば、ああいうのは、みんな、けっこう好きだな。
けら ……私、大っきらい。
オット (笑)
けら フラッシュモブでプロポーズとか。サプライズプレゼントとかさー。なにを期待してるのか。
きくち (笑)大人はよろこんでみせますよね。
けら 私はよろこばない。うれしい、っていうのは、もっと神聖なものだから。
あれは、100パーやるほうの、自己満足でしょ。
あれは、100パーやるほうの、自己満足でしょ。
オット (笑)えーと。
けら 分かってるよ。ブーメランだってことは。私の親孝行も100パー自己満足だよね。
でも、その「改造計画」が、お母さんには、どうしても必要だと思ったんだよ。
自分たちが、イタリアでカルチャーショックを受けたから……。
でも、その「改造計画」が、お母さんには、どうしても必要だと思ったんだよ。
自分たちが、イタリアでカルチャーショックを受けたから……。
オット 「おばあさんに、白いパンを!」だね。「ハイジ」の。
けら あれあれ! ほんとに。私は「ハイジ」を再放送もめちゃくちゃ見てるからね。おばあさんに白いパンをあげたら、どんなに感激するだろう、っていう、あの心です。
だって、お母さんは、もともと、すごく感激屋だったんだよ!
子どものころは、私が快挙なことをすると、メチャクチャ喜んだの。
ずーっとたってから、そのことを、また他人に自慢してるのとか、聞くと、まだあのこと喜んでるんだ(笑)って思ったりして。
でも、このころは、お母さんの心が、ぜんぜん、はずまなくなってきてるわけよ。老化で、もう、ボールの空気が抜けちゃってるの。
昔のお母さんだったら、これくらい喜んでこれくらい感激してた、っていうラインがあるから、それに比べると、もう堕落してるんだよね。
だって、お母さんは、もともと、すごく感激屋だったんだよ!
子どものころは、私が快挙なことをすると、メチャクチャ喜んだの。
ずーっとたってから、そのことを、また他人に自慢してるのとか、聞くと、まだあのこと喜んでるんだ(笑)って思ったりして。
でも、このころは、お母さんの心が、ぜんぜん、はずまなくなってきてるわけよ。老化で、もう、ボールの空気が抜けちゃってるの。
昔のお母さんだったら、これくらい喜んでこれくらい感激してた、っていうラインがあるから、それに比べると、もう堕落してるんだよね。
オット 堕落って(笑)
けら 大人になってから、お母さんの、心からの感激の顔を見てない気がした。
そういうのって「人間45歳がリミット」だという話があって。
ほとんどの人の「うれしかったことのベスト10」は、45歳までに全部出つくしてるんじゃないか、っていう。
そういうのって「人間45歳がリミット」だという話があって。
ほとんどの人の「うれしかったことのベスト10」は、45歳までに全部出つくしてるんじゃないか、っていう。
上田 えー!……まあ、ぼくらもまだ50半ばだから、ほんとのことは分からないけど。
けら 中年過ぎると、人生のトピックは、つらい話ばっかりだよ。
でも、だからこそ、むかしは感激屋だったお母さんに、
「自分にも、こんなことが起こる、自分にも、こんな人生があるんだ」
って思って欲しかった。そうしたら、なにかが変わるんじゃないかと、思ったんだよ。
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でも、だからこそ、むかしは感激屋だったお母さんに、
「自分にも、こんなことが起こる、自分にも、こんな人生があるんだ」
って思って欲しかった。そうしたら、なにかが変わるんじゃないかと、思ったんだよ。
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