2017年12月4日月曜日

4話 アフタートーク バージョン2

お母さんとイタリア アフタートーク

 けら○○○「人生「うれしかったことベスト10」は、45歳までにでそろう?」


マンガ「お母さんとイタリア」のアフタートーク。
 
4回目の今回は、けらさんが、お母さんに「してあげたかったこと」の意味が、明らかになります。



「おばあさんに、白いパンを!」のこころ。


けら これは「親改造計画」だったんだよ。

オット (笑)

けら ……ゴーマンで不遜だよね。でも、その「改造」が、お母さんには、どうしても必要だと思ったの。

自分たちが、イタリアでカルチャーショックを受けたからね!だから、それを、お母さんにも、って。

オット 「おばあさんに、白いパンを!」(※)だね。

けら あれだよ! ほんとに、あれ。

※アニメ「アルプスの少女ハイジ」の有名なセリフ。

けら おばあさんに白いパンをあげたら、どんなに感激するだろう、っていう、あの心ですよ。私は「ハイジ」を再放送もめちゃくちゃ見てるからね。


人生「うれしかったことベスト10」は、45歳までに出尽くす?

けら だって、お母さんは、もともと、すごく感激屋だったんだよ!

オット ああ、そうなんだ。

けら 子どものころは、私が「快挙」なことをすると、メチャクチャ喜ぶ人だったの。

それで、そのことを、ずーっとたってから、また他人に自慢してたりしてて(笑)あ、まだあのこと喜んでるんだ(笑)って。

オット (笑)

けら でも、このころは、お母さんの心が、ぜんぜん、はずまなくなってきてるわけよ。老化で。もう、ボールの空気が抜けちゃってるんだよね。

そういえば、大人になってから、お母さんの心からの感激の顔って、見てない気がするな。

人間、そういう感激するようなことは「45歳がリミット」だという話があって。

ほとんどの人の「うれしかったことのベスト10」は、45歳までに全部出つくしてるんじゃないか、っていう。

オット それ、ほんとかなあ。ぼくらもまだ50半ばだから、ほんとのことは分からないけどね。

けら 中年過ぎると、人生のトピックは、つらい話ばっかりじゃない?



感激屋だったお母さんを、取り戻したい

けら でも、だからこそ、むかしは感激屋だったお母さんに、

「自分にも、こんなことが起こる、
自分にも、こんな人生があるんだ」

って思って欲しかった。

そうしたら、なにかが変わるんじゃないかと、思ったんだよ。





2017年11月30日木曜日

けら○○○「これは、親改造計画なんだよね」

お母さんとイタリア アフタートーク

 けら○○○「これは、親改造計画なんだよね」



けら これは「親改造計画」なんだよね。不遜だし、傲慢だけど。

オット 電気ショックを与えて(笑)

けら 「ビフォーアフター」とか、あるじゃん。自宅インテリア改造!とか、夫のファッション改造!とか。

オット そういえば、ああいうのは、みんな、けっこう好きだな。

けら ……私、大っきらい。

オット (笑)

けら フラッシュモブでプロポーズとか。サプライズプレゼントとかさー。なにを期待してるのか。

きくち (笑)大人はよろこんでみせますよね。

けら 私はよろこばない。うれしい、っていうのは、もっと神聖なものだから。

あれは、100パーやるほうの、自己満足でしょ。

オット (笑)えーと。

けら 分かってるよ。ブーメランだってことは。私の親孝行も100パー自己満足だよね。

でも、その「改造計画」が、お母さんには、どうしても必要だと思ったんだよ。

自分たちが、イタリアでカルチャーショックを受けたから……。

オット 「おばあさんに、白いパンを!」だね。「ハイジ」の。

けら あれあれ! ほんとに。私は「ハイジ」を再放送もめちゃくちゃ見てるからね。おばあさんに白いパンをあげたら、どんなに感激するだろう、っていう、あの心です。

だって、お母さんは、もともと、すごく感激屋だったんだよ!

子どものころは、私が快挙なことをすると、メチャクチャ喜んだの。

ずーっとたってから、そのことを、また他人に自慢してるのとか、聞くと、まだあのこと喜んでるんだ(笑)って思ったりして。

でも、このころは、お母さんの心が、ぜんぜん、はずまなくなってきてるわけよ。老化で、もう、ボールの空気が抜けちゃってるの。

昔のお母さんだったら、これくらい喜んでこれくらい感激してた、っていうラインがあるから、それに比べると、もう堕落してるんだよね。

オット 堕落って(笑)

けら 大人になってから、お母さんの、心からの感激の顔を見てない気がした。

そういうのって「人間45歳がリミット」だという話があって。

ほとんどの人の「うれしかったことのベスト10」は、45歳までに全部出つくしてるんじゃないか、っていう。

上田 えー!……まあ、ぼくらもまだ50半ばだから、ほんとのことは分からないけど。

けら 中年過ぎると、人生のトピックは、つらい話ばっかりだよ。

でも、だからこそ、むかしは感激屋だったお母さんに、

「自分にも、こんなことが起こる、自分にも、こんな人生があるんだ」

って思って欲しかった。そうしたら、なにかが変わるんじゃないかと、思ったんだよ。